YouTube『ドイツ語だいすきクラブ』更新中!

【2020年】おすすめの本を7冊紹介するわ【7日間ブックカバーチャレンジログ】

こんにちは!ニーナです。

早いもので年末。今年も読んだ本、買ったけど読めなかった本(積読)、いっぱいあったことよ。

私も人並みに読書が好きでよく読むのですが、どこにも記録などしなければ感想を考えることもあまりなかったので(もったいね~)、記憶から抜け落ちてしまうことしばしばです。ですがせっかくブログあるんだからたまにここに記録していこう!と思いつきました^0^

まずは今年9月にやらせていただいた「ブックカバーチャレンジ」の内容を記録しておこうと思うよ!
「私もこれ好き!」みたいなのあったらぜひ声をかけてくださいな!いくぜ!

1日目:『星の王子さま』サン=テグジュペリ、河野万里子/訳、新潮文庫

砂漠に飛行機で不時着した「僕」が出会った男の子。それは、小さな小さな自分の星を後にして、いくつもの星をめぐってから七番目の星・地球にたどり着いた王子さまだった…。一度読んだら必ず宝物にしたくなる、この宝石のような物語は、刊行後六十年以上たった今も、世界中でみんなの心をつかんで離さない。最も愛らしく毅然とした王子さまを、優しい日本語でよみがえらせた、新訳。ーAmazonより

ほんわか童話だと思ったか!?そう思った人にこそ読んでみてほしい。というかもし読んだことない人がいたらすぐに買って読んでくれ。大人のための物語。星の王子さまが出会っていくのは”私”ではないと言い切れるのか?無邪気な王子さまが与えてくれる気づき。これはブックカバーチャレンジ1日目にふさわしい、わたしのバイブルです。

ツイートにも載せましたが、以下ゾウを飲み込んだウワバミのネタが分かる人と結婚すると決めています。ストラップかわいいっしょ。

※箱根に星の王子さまミュージアムあるっぽいんですけど行ったことないのでぜひ行きたいですね。

 

2日目:『夢をかなえるゾウ(1~3巻)』水野敬也、文響社

ダメダメな僕のもとに突然現れたゾウの神様“ガネーシャ”。 なぜか関西弁で話し、甘いものが大好きな大食漢。そのくせ、ニュートン、孔子、ナポレオン、最近ではビル・ゲイツくん(、、)まで、歴史上の偉人は自分が育ててきたという……。しかも、その教えは「靴をみがく」とか「募金する」とか地味なものばかり。こんなので僕の夢は本当にかなうの!?ーAmazonより

これを読んだ時から私もガネーシャの教え子。ガネーシャの教えを自分でもやってみたんです。すると不思議、なんとなく気分はいいし物事はうまくいくような気がしてくるんです。
「こうなりたい」「すごくなりたい」と思っているだけでは、抽象だけでは何も進まない。具体的な行動に移してこそ、やっと一歩目が始まる、何事もその一歩から動き出すんだということを再認識できます。前向きになりたいときにオヌヌメ!

※最近4巻が出ました。

3日目:『好き好き大好き超愛してる。』舞城王太郎、講談社文庫

愛は祈りだ。僕は祈る。僕の好きな人たちに皆そろって幸せになってほしい。それぞれの願いを叶えてほしい。温かい場所で、あるいは涼しい場所で、とにかく心地よい場所で、それぞれの好きな人たちに囲まれて楽しく暮らしてほしい。最大の幸福が空から皆に降り注ぐといい。「恋愛」と「小説」をめぐる恋愛小説。ーAmazonより

ほのぼのラブストーリーだと思ったか!?そう思った人にこそ読んでみてほしい。びっくりする。漢字一文字で表すなら「奇」。舞城ワールド(苦手な人は苦手かもしれない)。独特な世界観です。虫とか暴力が苦手な人にはお勧めできないかもしれない。でも、読んだらきっと驚く、裏切られる、泣く。

※私はこれを読んだときなんとなく当時の自分の状況と重なって大号泣しました。

 

4日目:『読書について』ショウペンハウエル、ワイド版岩波文庫/岩波文庫

「読書とは他人にものを考えてもらうことである。1日を多読に費やす勤勉な人間はしだいに自分でものを考える力を失ってゆく。」―一流の文章家であり箴言警句の大家であったショウペンハウエル(1788‐1860)が放つ読書をめぐる鋭利な寸言、痛烈なアフォリズムの数々は、出版物の洪水にあえぐ現代の我われにとって驚くほど新鮮である。ーAmazonより

ショウペンハウエル先生に殴られます。

いっぱい読むほど偉い!と思っていた時に出会ってしまい、胸にグサリと突き刺さった一冊。多読をするな、古典を読め。「読書にいそしむかぎり、実は我々の頭は他人の思想の運動場に過ぎない。」この言い回し、大好きですね~。読むことが偉いのか?読んでどうするのか?冒頭にも書きましたが私も「たくさん読んでもなにも考えていない」節があったなと大反省しました。

 

5日目:『長いお別れ』レイモンド・チャンドラー、清水 俊二/訳、早川書房

コーヒーをつぎ、タバコに火をつけてくれたら、あとはぼくについてすべてを忘れてくれー妻を殺したと告白して死んだテリー・レノックスからの手紙にはそう書かれていた。彼の無実を信じ逃亡を助けた私立探偵マーロウには、心の残る結末だった。だが、別の依頼でテリーの隣人の失踪の理由を探るうち、マーロウは再度事件の渦中へと…ハードボイルドの巨匠チャンドラーが、みずみずしい文体と非情な視線で男の友情を描き出した、畢生の傑作。ーAmazonより

今年の一冊といえばこれ!!!!!!!!!!!これはぜひ万人にオヌヌメしたいミステリー。やや長編ではあるけど、最後の10ページのワクワク、ドキドキ、「チャンドラーすげー!!※語彙」のためだけに読み進めてほしいね。学生時代に読まなくてよかった。多分感化されすぎていたと思う。ギムレットにはまだ早すぎる。クーかっこよすぎるな。

これを読むと葉山のあの瓶プリンが食べたくなるし、バーに行くとギムレットを注文してドヤりたくなります。

 

6日目:『養生訓』貝原益軒、松田道雄/訳、中公文庫

八十すぎまで長年実践してきた健康法を万人のために丹念に書きとめた「養生訓」は、益軒の身体的自叙伝ともいうべきものである。東洋医学の叡智を結集し、自然治療の思想を基本とした、この自主的健康管理法は、現在でもなお実践的価値が高い。ーAmazonより

貝原おじいちゃんの健康指南書。人体はもう何千年も変わらないし、健康の本質も変わらないんだなあと認識する。そのへんの健康本読むよりも『養生訓』一冊読んだ方が勉強になりそう。ただしちょっと冗長な印象はあります。

 

7日目:『若きウェルテルの悩み』ゲーテ、竹中道雄/訳、岩波文庫

親友のいいなずけロッテに対するウェルテルのひたむきな愛とその破局を描いたこの書簡体小説には,若きゲーテが味わった青春の情感と陶酔,不安と絶望が類まれな抒情の言葉をもって吐露されている.晩年,詩人は「もし生涯に『ウェルテル』が自分のために書かれたと感じるような時期がないなら,その人は不幸だ」と語った.ーAmazonより

ゲーテ様だ!!!!!!!ゲーテ様です。これももし読んだことない方がいたらぜひ読んでほしいな。ずっとウェルテルが悩んでてウザいけど、どこか憎めなくて応援しちゃうと思います。
最初は「いいね~若々しいエネルギー!がんばれ!」って思うんだけど、だんだん「おい大丈夫か?」って気持ちになってゆく。走り抜けるような物語展開。普段あまり本を読まれない方でも、きっと飽きずに最後まで読み切れると思います。

 

多くね?どれか一冊だけなら読んでやろうかな って人へ

・星の王子さま読んだことない
『星の王子さま』を絶対読んでください、後悔はさせない

・自己啓発書が好き、成長したい、普段あまり本を読まない
『夢をかなえるゾウ』がおすすめです

・変な世界観が好き、さっと読みたい、舞城読んだことない、新しい文章に触れたい
『好き好き大好き超愛してる。』を読んでトリップしましょう

・普段から本はいっぱい読む、たくさん読むほど偉いんでしょ?と思っている、ミーハーである
『読書について』でショウペンハウエルに怒られましょう

・ミステリーが好き、海外文学が好き、ある程度長編小説を読む体力がある
『長いお別れ』を読みなさいな

・健康に興味あり、長生きしたい、健康蘊蓄が知りたい、だらだらしがち
『養生訓』をゆっくり読まれるとよい

・ウェルテル読んだことない
『若きウェルテルの悩み』はぜひ読んでほしいです

 

あとがき

ブックカバーチャレンジでは「※説明なしで表紙の画像だけ」というルールがあったのであまり内容に言及していませんでした。ですがここでは内容へのコメントも一緒に書ける!嬉しい!ウヒヒ!
…お付き合いいただきありがとうございました。

本って、自分で選ぶといつも同じようなものを選んでしまうんですよね。
ぜひいろんな人のおすすめを聞いてみたいです。

それではBis bald~

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です