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【ドイツ語で本を読んでみる#1】日本の日常生活の中にある、ありのままの狂気とは?【ブックレビュー|読書|ドイツ|趣味】

こんにちは~!ニーナヒェンです。

私はよく新宿の洋書専門店「Books Kinokuniya Tokyo」さんにお邪魔します。
英仏独伊西越中韓の輸入書籍と洋雑誌を扱っていらっしゃる…ということで、都内なら最大級の洋書専門店なのでは?と思っています。散歩してるだけでも楽しいです。

※気になったらぜひ。

今日はいつものように散歩をしていて、なんと興味深い本を発見したのでつい買ってしまいました。

『だから日本人は不快に思う ー日本の日常生活の中にある、ありのままの狂気ー』

※auf Deutsch:
Christoph Neumann “DARUM NERVEN JAPANER Der ungeschminkte Wahnsinn das japanischen Alltags”

 

…いやタイトルのインパクトすご!

前書きはこんな感じです。

日本人というものは、働き者で、休みが嫌いで、ビデオカメラを手に持って生まれてきたようなものだ。健康的な食事をし長生きする。ただし、自殺さえしなければの話だが。…著者は10年日本に住んでいるが、そこで気づいた日本のありのままの狂気を紹介しようと思う。

これだけ読んで、「なんこれ面白、買お」と決めました。笑

⇧Amazonでもありました!(1,000円!?ネットで買う方が安いです)(小声)

ちょっとご紹介

まだ読み進めている途中ですがかなり楽しいので、一部内容を紹介させていただければと思います。

注意…注意に注意してください

ぺらぺらよく喋るウェイター、エスカレーター、電車。日本人はとてもよく説明してくれる。
目黒駅のエスカレーターもそうだ。ガムのポイ捨てにご注意ください。エスカレーターでは手すりにおつかまりください。危険ですから黄色い線から足を出さないでください。エスカレーターでは煙草を吸わないでください。歩くことに不安のある方は、ぜひエレベーターをお使いください。…とても親切だ。だが、全部読み終わるまでに、私はエスカレーターを乗り終えてしまう。”注意書きには事前に注意”しないといけないのだ。

日本人は良く説明してくれるし注意書きも多いけれど、逆に説明の量が多すぎて、それぞれの説明がちゃんと理解出来ないまま先に進まれてしまうので大変だ!という内容です。確かに…!私たちはさらっと読んでしまうけれど、一つ一つを丁寧に読もうとするときっと大変ですよね。

楽しみは楽しくない

日本人は古来から感情が高ぶったとき、”和歌”でそれを表現していたという。和歌とは、あ感情を決められた文字数でいかに控えめに表現するかという点に美しさがある。私は、”楽しい”とはその熱量が大きいほど良いもの、人に伝わるものであり、それでよいと思っていたが違うらしい。”周囲の人間の幸せがあり、家庭の心配事もなく、危険なこともない”とき、やっと「嬉しい」とか「楽しい」を表現することが出来るものなのだそうだ。

個人的にめっちゃ面白かった。和歌!和歌に日本人の”ひかえめ”感情のStamm(根源)があるなんてあまり意識したこともありませんでした。
加えて、「しかも休暇は二週間しかない!二週間でも多すぎるようだ。やることがなく、逆にそわそわするらしい」ともあり(笑)、これについても確かにそうかも…と思いました。あんまり「長期休暇でゆったり!」感、ないですもんね…日本…。

まとめ;これも外国語学習の面白さの一つ

こういった、外から見た日本の話って結構自分でも気づいていなかった・無意識の部分に触れられていたりして面白いんですよね。「外から見た日本を知ることが出来る」ということは、ドイツ語に限らず、外国語を学ぶことの面白さの一つかと思います。

それでは、続きを読んできます!Bis dann!und viel Spaß beim Deutsch lernen(ドイツ語を楽しんでくださいね)!

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