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大瀧拓哉さんのピアノソロコンサートに行ってきた素人のレポ【2021】


2021年6月20日!
とても楽しみにしていた大瀧拓哉ピアノリサイタルへ行ってきました。
この感動を覚えている間にどこかに書き残しておきたい…でも140字では足りない…何回かのツイに分けると冗長になりそう…どこかやや長めの文章が書ける場所がなかったかな…というところまで考えてやっと「ブログだ!」と思い当たりました。笑 書きます。
※ピアノはおろか音楽に関しても完全に素人レポです。ごめんなさい。

この記事を読んでくれる方に伝えたいこと

  • 推しは推せるうちに推しとけ!
  • 気になったらとりあえず見に行け!
  • 演奏以外の雰囲気が最高に贅沢だ!初心者も音楽行こう!

プログラム

ムジカ・リチェルカータ(1951-53)/リゲティ作曲
2つのルーマニア舞曲(1910)/バルトーク作曲

<休憩>

青いリズム(2010)/松岡あさひ作曲
前奏曲、コラールとフーガ/フランク作曲
ボレロ/ラヴェル作曲(レイチキス編曲)

※アンコール演奏

所感

まず最初に言っておきたいのですが、彼は王子か何かなんでしょうか?
優雅でさわやかで余裕のある雰囲気、これは既視感…と思ったら「王子」だわ!この間1秒。彼はピアノ王子です!みなさん!

開始前にプレトークあり。主催者でいらっしゃるロビンピアノ田口さんとのトークを聞かせて頂いた。
「フランスではワインが好きなのでワインに合わせた食事を作ったりしていました。バケット自体が美味しいので何挟んでもとりあえずおいしいんです(笑)」とはにかむ王子。帰国後は筋トレを始めたとのこと。「じゃあ食事には気を付けたりしているんですか…」という質問に対し食い気味に「かなり気を遣っています!」と答えていくあたり、あれは本当にかなり気を付けていらっしゃるように見える。主食は鶏むね肉とブロッコリーだな。

最後田口さんに「そろそろ終わりですが、何か一言伝えたいことがあれば…」と言われつつ少し悩んでいる大瀧さん。さらに田口さんから「あっボレロ!ボレロの話しましょうか!」と付け足され(笑)そのままボレロの話をしてくれた。Twitterでバズってました!私もこれをとても楽しみにしてきました~!わくわく!

※⇩バズっていたすばらしい演奏ツイ。

大瀧さんご許可いただき済。ありがとうございます!

ムジカ・リチェルカータ(1951-53):

開始からはっとさせるような勢いであっという間に引き込まれる。大瀧さんがそっと鍵盤に手を置いたり逆に離したりするときはついこちらも息を止めてしまう。体重の動かし方がすごい(小並感)。すらりとした体のどこからあんな重みが?????と口を開けてしまった。こういうときマスク標準装備でとよかった~と思う。

2つのルーマニア舞曲(1910):

大瀧さんはピアノと一体化しているのか?(?)と思った。大瀧さんがピアノを動かしているのかピアノが大瀧さんを動かしているのか分からなくなった(?)。楽譜仕舞っているときは全部暗譜しているのですか???????どういうことでしょうか???????って考えてたら終わってしまった。無念。

青いリズム(2010):

おだやかな浜辺にいるような、またはもっと深海の海の広大さを感じているような、そのどちらをも感じるタイミングがあった。ざざん…あ~海…行きたいな…と思うようなきれいで美しい演奏。

前奏曲、コラールとフーガ:

この曲の時、つい最近ドイツの先輩に勧めてもらって読んでいる米原万里さんの『ガセネッタとシモネッタ』(※最高におもしろい)より、「メゾフォルテが一番簡単」という一節を思い出した。「大きい音を出せば効果的と思っている人が多い。ピアニストはピアノ(小さな音)が弾けたためしがない。自称ピアニストたちは、僕にいわせりゃメゾフォルティストだね」という節であるが、なるほどその後の「ピアニッシモの威力」と関連させても水を打つようなしんとした音は一気に集中を引き付ける威力があるなあと思っている間に終わってしまった。無念。

ボレロ:

ボレローーーッ!大瀧さんのボレロ、全人類に聴いてほしい。一生聴きたい。感動して本当に泣きそうになった。すごい!(小並感)開始から終盤までずっとニコニコしてしまった。マスク装備でよかった。

あと、現場にいると呼吸音が聞こえるのがやはり楽しい。(まだ私も数回しか現場に行っておらず恐縮なのだが)現場にいると録音や動画では聞こえない音が聞こえることが多い。ペダルを踏む音とか服の擦れる音、何より呼吸の音まで聞こえるのがすごい。

ボレロの終わり方が壮大で感動でぼんやりしていたが、直ぐにアンコールで戻ってきてくれて今度はやさ~しいメロディを弾き始める大瀧さんを見てちょっと笑ってしまった。どれだけ演奏の表情があるんですか?魔法?トリル(最近覚えた音楽用語)が美しすぎた。

 

さいごに

最初に書いた「この記事を読んでくれる方に伝えたいこと」の意味を説明しておきます。

推しは推せるうちに推しとけ!
⇨推しはいつ日本から離れるか分からないし、もっと言うといつ活動を辞めるか分からないのです。推しは推せるうちに推すし、愛は伝えられるうちに伝えておこう!

気になったらとりあえず見に行け!
⇨上に同じ!全然音楽知らなくてもあたたかく迎えて下さる(※ありがたい)!むしろ全く知らない分野であればあるほど新しい発見が多くておもしろいぞ!

演奏以外の雰囲気が最高に贅沢だ!初心者も音楽行こう!
⇨CDでは聞こえない・感じることが出来ない臨場感あり!現場に行こう!

 

大瀧さんが日本にいてヨカッター!って500回は思いました。3500円払えばタダで鑑賞できるなんてありがたすぎる!(?)お蔭様で暫くは生き延びられそうです。ありがとうございました!また行きます!

※大瀧さんはYouTubeもあるのでこれも全人類見た方がいい⇩
https://www.youtube.com/channel/UCwEMBVfgI_xZ7-YjIB-WCwA

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