こんにちはニーナです。
ゲーテC1に合格しました。作文は20/25点で80%を取ることが出来ました。
今回はC1 Schreiben対策におススメの方法と、使えるフレーズ・表現、そして実際にわたしが練習で書いていた文章を1つ紹介します。
これからC1を受験する方のお役に立てればと思います。
C1 Schreiben対策おススメの方法
とにかく「使えそうなフレーズを覚える」ことと「たくさん書いてネイティブにチェックしてもらう」をやりました。
よい文章を写経する
これはitalkiで私が教わっている先生が教えてくれた方法です。「写経なんて…」と思っていた方!実は私もそうでした。
わたしは4モジュールのうち作文が一番苦手でしたが、毎日写経を続けていたら「きれいなドイツ語の文章」がどういうものかなんとなく分かるようになり、自分でもその表現をコピーして使えることが増えました。
写経におすすめの本はこちらです。⇩
『Diktate hören – schreiben – korrigieren: Übungsbuch mit 2 Audio-CDs (deutsch üben)』
Amazon(de)URL:https://www.amazon.de/-/en/Werner-Heidermann/dp/3190074607/
コンパクトサイズな本ですが、「交通ルール」「高齢化」「保証制度」など、テーマごとに100~200単語程度でまとまっている文章が多く掲載されています。1日1つなどペースを設定して写経を進めていくと効果的です。
たくさん書いてネイティブにチェックしてもらう
出来れば1,2回はゲーテやtelcなど目標とする試験の生徒の合格実績があったり、指導経験があったりする先生に見てもらってアドバイスしてもらうと安心です。例えば私たちが日本語を自然な表現に直すことは出来ても、それが試験で要求される条件を満たしているかどうか判断することは難しいのと同じように、ネイティブは自然なドイツ語にはしてくれるけれど、それが試験の採点者にとってよい回答かどうかは判断が難しいからです。
その際に自分が使う骨組みを決める、それをミスらないように練習するということを繰り返します。
単語数カウントにはこのブラウザサイトを使用していました。英語向けですが、ドイツ語の単語数カウントでももちろん使用できます⇩
https://www.oh-benri-tools.com/tools/counter/word-counter
使っていた問題集
とにかく多くの問題・テーマで作文がしたいと思っていたので、試験の形式で練習ができる教材を揃えました。特に愛用したのは以下の3冊です。全て2周はしました。
・『Mit Erfolg zum Goethe-Zertifikat: Ubungsbuch C1』
ゲーテC1の試験の形式の解説、回答を導く方法などが細かく書かれています。まずはC1がどんな試験でどんなレベルが求められているのか確認したいという方にも最適です。
作文で言うと、使いやすいフレーズ集や作文の回答例とその採点などの例もあるので、どんな単語や表現を使って作文すればどのように採点され、どのように点できるのかが理解できます。
・『Mit Erfolg zum Goethe-Zertifikat: Testbuch C1』
見た目も値段もそっくりで間違えやすいのですが、1冊目とは別の本です。
こちらはTestbuchで、ひたすら模擬試験形式で練習が出来ます。全部で3つのモデルテストが利用できます。
先述のÜbungsbuchで回答の仕方や作文の方針が分かったら、あとはテストの形式に沿って練習を重ねると良いです。
・『Deutsch Pruefungstraining, Goethe-Zertifikat C1』
こちらは上記『Mit Erfolg…』2冊のいいとこ取り(半分ずつ)のような教材です。
模擬試験問題が全部で4つ、うち2つには回答を導く方法や解説を付けてくれています。
模擬試験が4つも出来るという点でとても便利です。
使えるフレーズ・表現
(特にC1レベルの表現が必要なあなたには)日本語訳は不要と思います。というか、日本語を通してよりもドイツ語でそのまま理解する方が分かりやすいかと思います。
ひとまずドイツ語でいくつかご紹介します。
Das Schaubild informiert über das Thema “XX”.
Danach kann man verstehen, …
XX steht auf Platz eins, gefolgt von…
Es ist auffällig, dass…
Es ist anzunehmen, dass…
In meinem Heimatland Japan stehen einer ähnlichen Situation gegenüber.
Ein Gründ dafür wäre, …
Abschließend lässt sich dazu sagen, …
Meiner Meinung nach sollte man…
以下はテーマによっては必ずしも使えるわけではないけれど、使えると便利だしかっこいいなと思う表現です。
作文するときは、これらもねじ込めるようにあらかじめ日本語でプロットを考えます。笑
dazu einen Beitrag leisten
eine wichtige Rolle spielen
etwas vernachlässigt werden
Einerseits, … andererseits…
作文例
最後に私が練習で作文し、先生に添削してもらった後のものを1つ紹介します。
太字部分は汎用性の高い表現やフレーズ、どんなテーマになってもこれは使ってやろうと考えていた表現です。
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Das Schaubild informiert über das Thema “die beliebtesten Studienfächer”. Daraus kann man verstehen, welche Studienfächer bei Studenten oder Studentinnen beliebt sind. Laut der Grafik steht “Rechts- Wirtschafts- und Sozialwissenschaften” auf der Platz eins und erfreunt sich von beiden Geschlechter die Beliebtheit, gefolgt von “Sprach- und Kulturwissenschaften” bei Frauen und “Mathematik” oder “Naturwissenschaften” bei Männern. Es ist auffällig, dass “Ingenieurwissenschaften” zwar von Studenten sehr beliebt sind, aber es gibt nicht viele Studentinnen, die sich dafür interessieren.
In meinem Heimatland Japan stehen Universitäten einer ähnlichen Situation gegenüber. Vor allem werden die Mathematik und die Ingenieurwissenschaft als die Studienfächer für nur Männer betrachtet. Ein Grund dafür wäre, könnte man sagen, dass viele Männer bereits über ihre Zukunft denken, wie sie Geld verdienen könnten. Nicht nur in Japan, sondern in allen Ländern kann in dieser Zeit noch größerer Bedarf im Fach von der Ingenieurwissenschaft erwartet werden.
Das Studienfach spielt eine wichtige Rolle, wenn man nach dem Abschluss einen Job finden will. Einerseits ist es vorteilhaft, dass man sich mit den zukunftsreichen Wissenschaften beschäftigt, andererseits ist es auch wichtig, dass man studiert, woran man Interesse hat.
Abschließend lässt sich dazu sagen, dass Studierende viele verschiedene Kenntnisse sammeln sollten. Meiner Meinung nach ist es wichtig, dass Studenten und Studentinnen sich ihr Fach selbst entscheiden können.
(209単語)
まとめ
試験対策という意味では、①自分が使える表現の型(作文の骨格)を決める→②安定して使えるように繰り返しトレーニングすることが効果的だと思います。
もし「そもそもドイツ語のどんな文章がきれいな、評価される文章なのかいまいちピンときていない」という方は、ぜひ『Diktate hören – schreiben – korrigieren…』の写経から始めてみませんか?本当にお勧めです。
この内容がみなさまのお役に立てば幸いです。