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【Goethe-Zertifikat C2】再受験してきた記録【Großes Deutsches Sprachdiplom】

C2受験3回目の記録です。
受験場所はオランダ・アムステルダム!LesenとSchreibenはもう合格しているので、今回はHörenとSprechenの再チャレンジです。

Hören

Teil1から3の3部構成。
Teil1と2はなんだかとてもゆっくり喋ってくれているように感じた。おー分かる分かる、と思ったはずなのに、選択肢を選ぼうとするとアレ?アレ?となった。いつもこう。T3はテーマがPhilosophieで、ずっと抽象的なあれやこれやの話してた。

休憩

11時半くらいに終了。Sprechenは15時半準備時間開始だったので4時間ほど空くことに。

2時間くらいマックで口頭試験の準備。おなかすかないのでナゲットとコーヒー。めちゃめちゃでかいマックでめちゃめちゃ空いてた。けど途中から近くでマックのマネージャー2人と従業員さん(入れ替わり)のミーティングが始まった。基本オランダ語、オランダ語もがんばって聞こうとすればちょっと分かるなとか、英語のときはほぼ全部わかっちゃうからつい「聞き取ってしまう」なとか思ってた。あとすごく眠かった。

かなり眠くなってしまったので、ゲーテインスティテュートに戻ることに。そっちのほうが緊張感あるかと思って。
ここで、2月にRotterdamで受験したときにちょっと話した人と再会。お互い前回落ちてるからここにいるというわけなので、「Schön, dass du da bist.」とは言いにくかった。笑
曰く、前回Hörenだけ受かったので今回はそのほかのモジュールを再受験しているとのこと。
彼女はSprechenの受験順が一番最後で、18時スタートだった。15分くらい喋ったら「ちょっと買わなきゃいけないものがあって。行ってくる」って出て行った。

そのあともEndstation眺めて独り言を言う練習続けようと思っていたら、目の前の本棚から本を取りに1人来た。Hörenのときもいた人だ=同じ受験者だ。歳は上な感じ。話しかけてみた。Sprechenも受けるんですね、私もですよ~わたしSprechenに苦労してて~って言ってみたら、「お、何が?どこが難しいの?Dann können wir uns auch noch kurz darüber unterhalten.」ってコーヒー持ってきて目の前に座ってくれた。

私が「(私のネイティブ言語であるところの)日本語と全然Satzstrukturが異なるから。あと、自分の意見をハッキリと言う、理由付けすることもあんまりやってこなかったから練習が大変だった」と言ったら、あ~分かる分かる、ドイツ語ってそうだよね、と同意してくれた。苦労している私の話し相手になってくれた。ありがたい!

私が「大学にも行きたいと思っていて。ベルリンにGermanistinがいて、Kiezdeutschっていういわば文法的には誤ったドイツ語(Ich gehe Kino.みたいな)を『ドイツ語の進化の一つ』だと思っている人で、それ自体はumstrittenだと思うけど、私にとってはとても面白いんだ、日本語ネイティブもよくやるミスだから…」って話を聞いてくれて、細かい文法ミスがあれば直してくれた。Germanistikをやりたいなら、発音記号を読んで理解するのも大事だよね、と話していたらもう彼女はSprechenの出番だったようで、呼ばれていってしまった。

私も出番まであと30分だった。こうやってまたドイツ語喋って、やっぱりドイツ語っておもしろいな、喋っていて元気が出るな、好きだなと再認識できた。

Sprechen

作戦どおり、準備15分使ってめちゃめちゃ書いた。大丈夫だ、と思った。1か所だけ不安なところがあった。後述。

Sprehenは約5分のプレゼンと、その後のディスカッションの2部構成。その前に自己紹介あり。
C2のSprechenは会話のパートナーはいません。Teil2のディスカッションでの会話相手は試験官。

自己紹介では前回まではやらなかったことをやった。「私もドイツ語を教えているんです」と言ってみた。
ちなみに前回までは言ってないです。趣味でドイツ語やってると言いました。私がドイツ語を「教えている」と言うことに抵抗があるのも理由の一つですが、「え、教えているのにアナタこのドイツ語のクオリティ!?」と思われるのが怖くて避けていた。
でも今回は「Deutsch ist meine Leidenschaft.(ドイツ語は私の情熱です。直訳)」とはじめに言っておいた。こうすることで自分を追い込むことにしました。ゲーテインスティテュートの先生にまさか「このドイツ語レベルで先生やってんのか…?」とは思われたくないので。

Teil1(Vortrag)
テーマは「Welche Auswirkungen hat der Tourismus auf die Einheimischen?(観光は地元の人々にどのような影響を与えますか?)」みたいな感じでした。
実は直前、前日の夜にÖkotourismusでプレゼンの練習をしたところだった!

Nachteilを述べようと思って、私は「異文化が入ってくることで、土着の文化が変化することもある」と言った。これは我ながら抽象的すぎて、絶対ここ具体例は?って言われるだろうなーーーーでも思いつかないなーーーーと思いながらしゃべり終えた。そしたらやっぱりここにドンピシャな質問が来た。でもふとアデアが降ってきた。
歌舞伎が英語でも上演されているという話を聞いたことがある。大学レベルとか小さな団体レベルとか、そうかもしれないけど、でも事実だ。その話をした。へーそうなんだと言われた。
もう一人の試験官からは「日本に行きたい人に出来るアドバイスは何かある?」と聞かれた。「理想的にはですけど、日本語でかんたんな挨拶を覚えておくと、現地での会話がスムーズになったり雰囲気が和らいだりします」と伝えた。

Teil2(Diskussion)
テーマはTradition oder Fortschritt?(伝統か進化か?)みたいな感じだった。話しやすい方の立場、Fortschrittを擁護するほうで喋った。人口が減る中、テクノロジーを使わなきゃ生産性が、とか言った気がする。

退出時、試験官が日本語で「ありがとうございます」と言ってくれたな。今度こそ60点くれーーー!!

まとめ

無事試験がわりました。ひとりでここまでやってこられたわけなくて、一緒に勉強してくれたみんな、タンデムパートナー、勉強することを許してくれる環境、パートナー、いろんなことに助けられているなと感じます。ありがとうございます!まだまだドイツ語がんばります。私自身が一番前でがんばる背中を見せることを続けていきます。

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