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【ドイツ語】つまずき・苦労の「an」?ドイツ語前置詞の持つイメージを知ろう【覚え方|例文|暗記】

こんにちは!ニーナヒェンです。

ドイツ語の名詞や動詞に結び付く前置詞、覚えるの大変ですよね。私もつらいです。
でも!前置詞にはある程度”性質”があります
このあたりの”前置詞の持つイメージ”を覚えておくと何かと有益かと思うので、シェアしてみます。
前置詞に苦しむ全ドイツ語学習者に届け~

前置詞の機能・イメージ

未来・期待のauf、過去と怒りのüber

・sich auf 4格 freuen(楽しみにしている)
・sich über 4格 freuen(終わったことについて喜んでいる)

Schon jetzt freuen wir uns auf deinen Besuch!
既にあなたが訪ねてきてくれることが楽しみです!※未来

Er hat sich über das Geschenk sehr gefreut.※過去
彼はプレゼントを本当に喜んだ。

途中のauf

auf dem Weg(途中で)
auf der Suche nach 3格(3格を探して)

Auf dem Weg zum Bahnhof habe ich unseren Lehrer gesehen.
駅に行く途中で先生を見た(先生に会った)。

Ich bin auf der Suche nach einem guten Souvenir.
いいお土産がないか探しているところだ。

報告・話題のüber

über 4格 sprechen(4格について話す)
・Auskunft über 4格 bekommen/geben(4格についての情報を得る・与える)

Im Seminar haben wir über die Kultur gesprochen.
ゼミで私たちは文化について話し合った。

Die Beamtin hat uns eine Auskunft über die Stadt gegeben.
女性公務員は都市についての情報を与えてくれた。

責任のfür

für 4格 verantwortlich sein(4格に責任がある)
für 4格 zuständig sein(4格の担当である)

Ich bin für den Unfall nicht verantwortlich.
私はその事故の責任はない。

Wer ist denn für dieses Problem zuständig?
誰がこの問題の担当ですか?

探すnach

・sich nach 3格 fragen(3格について尋ねる)
nach 3格 suchen(3格を探し求める)

Sie fragt sich nach dem Wahlergebnis.
彼女は選挙の結果について尋ねた。

Wir suchen jetzt nach dem Portemonnaie.
私たちは財布を探しているところです。

賛成のfür、反対のgegen

für/gegen 4格 sein(4格に賛成・反対である)
・sich für/gegen 4格 entscheiden(~するよう・しないよう決断する)

Ich bin für/gegen Ihre Meinung.
私はあなたの意見に賛成・反対です。

Schließlich habe ich mich für die Abreise entschieden.
ついに私は旅立つことを決めた。

思い・関心を寄せるan

an 4格 denken(4格のことを考える)
・sich an 4格 erinnern(4格のことを思い出す)

Er denkt immer an die Lehrerin.
彼はいつも先生のことを考えている。

Im Alter erinnert man sich an seine Jugend.
年を取ると若いころの時のことを思い出す。

つまずき・苦労のan

an 3格 leiden(3格のこと*病気で苦しむ)
an 3格 sterben(3格が原因で死ぬ)

Sie hat lange an Krebs gelitten.
彼女は長いことガンで苦しんでいた。

Der Mann starb an einem Herzinfarkt.
その男性は心筋梗塞で亡くなった。

まとめ

今回紹介出来たのは一部かもしれませんが、それでも前置詞で悩んだ際の考え方の参考になるのではないかと思います。つまずき・苦労のanとか、印象的でしょ?

ちなみに「つまずき・苦労」には、「unter」を使う場合もあります。
Ich leide unter Muskelkater.(筋肉痛で苦しい。)

leiden an“はどちらかというと「病気」で使われるもので、その他圧迫や苦痛感で苦しんでいる、というときは”unter”を使うそうです。

なんとなく前置詞の持つ雰囲気が掴めそうでしょうか?
ドイツ語学習者の皆様の一助になることを祈ります!

参考

・獨協大学独検対策講座『独検準1級合格講座 上級ドイツ語へのステップ・アップ』2012年、三修社

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