こんにちは!ニーナヒェンです。
私は2015年秋冬、ドイツはベルリンに交換留学に行っておりました。
これはベルリン中央駅の景色ですが、ここに降りたときは「やっとベルリンに来た!」という思いでワクワクしたものです。
よく「ベルリン、どうだったん?」と聞かれることがあるので、今回は私の思うベルリンについて、紹介してみようと思います。
「ベルリン、行ってみよっかな~」と思っている方のご参考になれば幸いです。
※これ⇩は今はなきテーゲル空港(お世話になりました)に初めて降り立った際、『フリードリヒ大王おるやん!!!!!(歓喜)』となって歩きながら撮った写真ですね。
目次
ベルリン 好きなところ
1)ウンターデンリンデンと博物館島
ウンターデンリンデン (Unter den Linden)とはベルリン中心にある大通りの名前です。※これ自体は「菩提樹の下」という意味です。
博物館島(Museumsinsel、ムゼウムスインゼル)とは、ウンターデンリンデン沿いにある区画の名前で、博物館や美術館が5つ集まっている場所です。ちなみに世界遺産(文化遺産)です!
「インゼル(島)」というくらいなので、ベルリンを流れるシュプレー川の中州に位置しています。
私は博物館が大好きなので、よく出かけては博物館に浸っておりました(しかも学生は利用料が安くなる!)。
ウンターデンリンデンの開放的な景色が大好きだったので、大きな街でありながらここに出かけてくるとさわやかな散歩ができる、ということはベルリンの好きなポイントとして大きな点でした。
2)朝のコーヒーとパン
ドイツだと各所で早朝からパン屋さん(Beckerei、ベッカライ)が開いています。ちなみにパン屋さんは日本で言うコンビニくらいのレベルでたくさんあります。
朝まだうす暗いくらいの時間に、つめたい空気を感じに外に出て、そのまま軽く散歩しながら帰りにパン屋さんでパンを買って、コーヒーなんかも買っちゃったりして、帰る。これだけがとっても幸福でしたね。
ドイツのパン屋さんってこんな⇧感じ。チェーン店なんかだと合わせてコーヒーも買えたり、イートイン出来たりもします。
店舗を構えているような大きなパン屋さんも好きですが、私は駅の構内にあるようなスタンドのベッカライが大好きでした。
⇩左は到着直後なんとか指差しドイツ語で買って食べたパンです。つぶれたシナモンロールみたいなパン。うまー!と感動しました。
右は大大大好きBretzel(ブレーツェル)。通常はもっと小さいサイズで1ユーロもしないで買えます。0.5ユーロくらいかな?大きければ大きいほどうれしいですね。
3)いい意味で適当な装い
完全に主観ですが、ドイツの方ってあんまり服装に気合入れすぎていない気がします。というか、シンプルな装いな気がします。女性であれば、冬はパンツ(ジーンズ)にセーターが定番、というか、スカートを着ている女性なんて珍しいというか…。
だがそれがとてもよかったです!もともと服は好きですがあまりトレンドを追いかけるというのも苦手だったので、ドイツでシンプルな装いで許されるような雰囲気にはとても安心しました。毎日服を選ぶのに気を遣わなくてよい!これはシンプルなことですが、かなり気が楽でした。
※ベルリン固有の話かどうかは怪しい
書いてみると「別にベルリンじゃなくてもよくね?」って思われるかもしれないな~と思ったのですが、恐らく私は以下個人的な体験・好みも含めて、ベルリンが好きだったんだろうなと思います。
- プロイセン王国の首都である(憧れがあった)
- ポツダム、サンスーシ宮殿が近い(ポツダムも大好き)
- ヨーロッパで初めて旅行した町である(愛着)
⇩後ろからですが…フリードリヒ大王ー!今日もかっこいいですね。
ベルリン 微妙だったところ
※初めに言っておくと、これは大体「私の個人的な責任もある」もしくは「ちょうど秋冬しかベルリンを体験できなかった」という側面が大きいのではないかと思っています。
夏の太陽さんさんな時期に行くことができたら、また印象も変わるかもしれませんね!!
1)みんな早口
なんだかベルリンの人はみんな早口で喋る気がします。ベルリンの友人(ドイツ人)も、「いや~分かってはいるんだけど早口になっちゃうよね」と言っていました。
当時の私のドイツ語レベルとしてはA2あればいい程度、当然町のアナウンス程度のスピードでも聞き取れません。何回も「Wie bitte(なんと仰いましたか)…?」と聞き返すのは、当時の私にはしんどかったです。
※でも、よく言われる「ベルリン方言」はあまり聞かなかった気がしています。みんな気を遣ってくれていたのでしょうか。ベルリン方言で早口で話されたら、心が折れていたのではないかと思います…。
2)学生寮は向き不向きがある
途中で引っ越したのですが、留学当初はベルリンもはじっこ過ぎる場所にある学生寮に住んでおりました。
学生寮は友達もできたり賑やかだったりよいことも多いと思うのですが、私にとっては以下がダメだと思ったので、途中で逃げるようにスーツケース一つで引っ越した次第です。
- 田舎すぎた(気晴らしに町に出るのにハードルがあった)
- 騒がしかった(毎日パーティーされると眠れないこともあった)
特に「夜眠れない」ということは1日7時間くらいは寝たい私にとってはストレスでした。「一日の1/3の時間を過ごす自宅が苦痛なのはまずい」という判断のもと、自力でほかのWG(Wohngemeinschaft、シェアハウスみたいなもの)を探して引っ越すことになります。
※この辺りはもっとドラマがあるので、別途書いてみたいと思っています。
3)寒い・暗い・日照時間短い ※冬
これは私が行っていた時期が冬であったというだけのことなのですが(笑)、ベルリンはかなり北にある街(北緯52度。ちなみに北海道は北緯42度。北海道よりちょっと北です)なので、冬の日照時間がとても短いです。※日本と比べるとそりゃあね。
朝は8時まで真っ暗。夕方は16時にはもう真っ暗。
朝イチで大学に行くと真っ暗。そのまま地下の教室にこもって授業を受け、夕方外に出ると真っ暗。あれ、今日太陽出てましたっけ?くらいの気持ちになります。
冬季鬱、なんて言葉もありますが、やっぱり人間太陽の光を浴びることは必要ですね。一日中暗いと気が滅入ってしまうこともあり、ベルリンで冬を乗り越えるということは気合が必要だな~と感じました(現地の方、すごいです)。
⇩留学3日目にしてAlexanderplatz(繁華街)で財布をスられたのも良い思い出です(ほんとか?)
まとめ ベルリンに行こう!
今回ご紹介したベルリンについて好きな点、微妙な点を以下にまとめてみました。
- 好き1)ウンターデンリンデンと博物館島
- 好き2)朝のコーヒーとパン
- 好き3)いい意味で適当な装い
- 微妙1)みんな早口
- 微妙2)学生寮は向き不向きがある
- 微妙3)寒い・暗い・日照時間短い ※冬
完全に個人的な体験・経験に基づく印象な部分もありますので、もし「ベルリン、気になるな~」と思っている方がいらっしゃいましたらぜひ一度行ってみることをおすすめいたします!※できれば夏!
⇧はベルリンもかなり南西(ほぼポツダム)のWannsee(ヴァンゼー)の景色です。
ベルリン中心にもTiergarten(ティーアガルテン)という大きな公園があり、自然に恵まれたとてもさわやかな一面もあります。こちらもぜひ!