2022年7月くらいに、吐くことを辞めました。やっと過去の話になりました。
ベルリンも好きになりました。
過去としての摂食障害
過去の話として振り返ることが出来るようになりました。私の摂食障害歴はこんな感じです。結局、過食嘔吐は帰国後から去年の2022/7くらいまでやってたので、合計6年生までやりました。
留学前(2015/4-8):拒食
留学中(2015/9-2016/3):拒食、過活動
留学後(2016/5くらいー):過食&過食嘔吐
理由は分からない
何があったからやめられたとか、なにかきっかけがあったとかは自分でも正直いまいち良く分かりません。ドイツ語で発信をしたら自分に自信が持てる=辞めると思ったけど結果1日3-4回吐いてたし、ドイツに来ても週末の楽しみは過食嘔吐でした。
私は2022年からドイツに来ましたが、それを熱望した理由は「ドイツに来れば摂食が治ると思ったからドイツにいきたかった」というのも大きいです。やっぱり私を苦しめていたのは日本の痩せ信仰というか、太った=劣化したと思われる怖さだったと思います。
なのでドイツに来てからそのプレッシャーを感じることが減り、だいぶ良くはなりました。でも急には辞められなくて、だんだん頻度が減った感じです。去年の6-7月は仕事がとても忙しくて、吐いて体力を失っていたら明日働けないという縛りも結果的に功を奏した気はします。このくらいから吐かなくなりました。
でも、その過程でいろんな人に助けてもらいました。一緒にいてもらったり、食べに行ったり、死にたいという話をただ聞いてもらったり、私の命を助けてくれて、一緒に泣いてくれた人は、数えきれないくらい、いや…10人くらいはいます。
食べて吐くだけで何の生産性もなくてお金をトイレに流すだけの命も、立ち直れるんだなと驚いています。きっと3年前の私は信じてくれません。そして、「今日食べたら明日は調整しなきゃ」「今夜帰ったら吐かないで寝られるようにがんばろう」と思わなくても、ただ楽しく食べて帰ってうれしいまま寝られる夜があるなんて、思ってもいませんでした。
ほしかったゴール
あれから約2年間、自分でも出来なくて悔しくて鉛筆をへし折りながらも続けているドイツ語がやっぱりおもしろくて、ドイツ語についての発信を続けています。続けている中で、「あなたの発信があってよかった」「あなたの作る勉強会がとても役に立つ」と言ってもらえることも増えてきました。これこそが、「私が生きていて他人が喜んでくれること」こそが、私がほしかったゴールだと思います。生きていて、死ななくてよかったなと、心から思います。
今なら、別に「デブ」って言われても、「別にあなたに迷惑かけてないし私は私のことが好きだからそれでよくない?」と言い返せると思います。
細い人を見ても、お~すごい!wくらいの気持ちで流せるのだと思います。
これからのこと
私はこれからもドイツ語についての発信を続けます。ドイツ語とは直接関係がないと思い、摂食障害の話をすることも減ってしまいましたが、私が話すことで何か役に立てることがあるのであれば、これからも話していきたいと思います。
そして、語学を勉強しているみんな、ドイツ語を勉強したいみんな、でも摂食障害でつらいみんながもしいたら、どうしようもなくなったら、いつでも連絡してもらって構いません。まずはあなたが明日を生き延びることが一番大切です。身の回りのもの、こと、ひと、なんでも頼って下さい。
そうやって生き延びてください。私と約束しましょう。